日本に行く・いるには結局なにが必要?
〜パスポート・COE・ビザ・在留資格の意味と違いを解説〜
投稿日:2026年10月1日
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投稿日:2026年10月1日
「『日本に行くにはビザが必要です』と言われたけれど、そもそもビザって何?パスポートではありませんか?」
「COEが出たので、これでもう日本に行けますか?」
「ビザと在留資格は同じものですか?」
外国人や日本企業の担当者の方から、このような質問をよくいただいています。
「パスポート」「COE」「ビザ」「在留資格」はいずれも、外国人の日本への入国や日本での活動に関する基礎的な言葉です。互いに関係していますが、同じものではありません。
ここでは、この4つの言葉について、必要最小限の知識を、できるだけわかりやすく解説します。
まずは、「パスポート」「COE」「ビザ」「在留資格」がそれぞれ何を意味するのか、簡単に見てみましょう。
【パスポート(Passport、旅券)】は、海外に行くときに必要な身分証明書です。日本に行く場合は、基本的にまず、有効なパスポートが必要です。
【COE(Certificate of Eligibility、在留資格認定証明書)】は、海外から日本に行き、通常は半年以上日本に住む予定の外国人が利用する書類です。COEには、日本に入国した後の在留資格などが記載されています。
【ビザ(Visa、査証)】は、海外の日本大使館や総領事館などが、外国人のパスポートや、必要に応じてCOEなどを確認したうえで発給するものです。
【在留資格】は、日本にいる外国人が、日本でどのような活動をすることができるのか、またはどのような身分に基づいて在留できるのかを定めるものです。「留学」「技術・人文知識・国際業務」「家族滞在」「永住者」などがあります。
このように、4つはそれぞれ役割が違います。
特に、「ビザ」と「在留資格」は同じものではありません。また、パスポートやCOEがあれば、それだけで日本に入国できるわけでもありません。
では、COEが下りた後、日本に入国するまでにはどのような手続きがあるのでしょうか。次に、COEと日本への入国との関係を詳しく見てみましょう。
第1章で説明したとおり、COEは、日本に入国した後の在留資格などに関連する大切な書類ですが、「COEが交付された=必ず日本に入国できる」というわけではありません。
海外から日本に来る場合、通常は次のような流れ・手続きになります。
【海外において】COE交付⇒海外の日本大使館・総領事館などでビザを申請⇒ビザ発給⇒日本へ渡航⇒
【日本において】空港などで上陸審査⇒入国
ここで、いくつか注意しておきたいことがあります。
まず、COEには有効期限があります。 期限内に手続きを進め、日本に入国する必要があります。
また、COEが交付されても、必ずビザが発給されるとは限りません。 たとえば、ビザの審査で本人の経歴について問題があると判断された場合には、ビザが発給されないことがあります。
さらに、ビザの審査には時間がかかる場合があります。「COEが無事に交付=ビザがすぐに発給」とは限らないため、余裕をもって手続きを進めることが大切です。
そして、ビザが発給された後も、日本に到着すれば、最後に空港などで上陸審査があります。ここでも、必ず入国できるとは限りません。 最終的に日本への入国ができるかどうかは、到着時の審査によって決まります。
このように、COEの交付は日本に来るための重要なステップですが、交付後にも複数の手続きがあり、COEの交付だけでは日本への入国が確定するわけではありません。計画を立て、それぞれの手続きを確実に進めることが大切です。
最後に、よく耳にする「旅行」ビザについて説明します。このビザは、正式には「短期滞在」といい、在留資格の一つでもあります。
「短期滞在」は、旅行だけでなく、親族訪問や商談など、一時的に日本に来る場合にも利用できます。このビザ(在留資格)で日本にいられる期間は90日以内で、滞在中にアルバイトなどの収入を得る活動をすることは、基本的にできません。
このビザの申請にあたって、まずCOEの交付を受ける必要はありません。パスポートを用意して、海外の日本大使館・総領事館などで直接申請できます。つまり、通常の「COEが交付されてからビザを申請する」という流れではないということです。
また、国・地域によっては、日本への短期間の入国についてビザが免除されている場合もあります。その場合は、ビザの申請自体が不要です。
日本の入国・在留手続きでは、似たような言葉がたくさん登場するため、分かりにくいところも多いです。
「自分の場合は、今どのステップにいて、何が必要なのか分からない」という場合は、一人で悩まず、行政書士などの専門家にご相談いただくことをおすすめします。
弊所では、丁寧にヒアリングを行った上で、一人ひとりの状況や事情に合わせて、必要な手続きを分かりやすくご案内します。
ビザについて分からないことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。